私は、♪音楽の街♪って言われるところに住んでいます。
昨日、マリンバ&ピアノのコンサートに行きました。
毎回、マリンバのバチ(マレット)さばきが、まぁものすごくて…
時には、両手に3本のマレットを使って弾くその姿は圧巻!
見て、聴いて楽しめるものでした!
アフリカ発祥のマリンバって、初めは土に穴を掘って、その上に木をおいて弾いて
いたんですって。それから、音が反響するように、板の下にひょうたんをくっ付けて
演奏するようになったようです。
素朴で温かい音。時折、自然の中に身をおいている感覚に陥ったりして、自然と同化している
ような本当に心地よい音が大好き。
そんなマリンバをどうしても弾きたくて、マリンバを習いに行きました。
が、体調を崩して現在お休み中!たった2回しかやれなかった。
やりたい気持ちはあっても、更年期の体では、とても続けられましぇん。(泣)
でも、マリンバ家に欲しいなぁ~
マリンバもピアノも、某有名音楽大学出身の、若くてかわいい、素敵なお嬢様方
二人のデュオでした。
音楽にうっとりしながらも、このお嬢様方を見て、また私の嫉妬心がわき出てきました。
音楽大学なんて、家一軒建つほどお金がかかるって、音大出身の友人から聞かされていま
した。
マリンバの先生のお宅ときたら、玄関で寝られるほどの大きな家!
市内では、富裕層の区域に住んでらして、家構えからしても、お父様・お母様の職業
からしても、何不自由なくお育ちなのが見てとれます。
何の卑屈さもなく、純粋培養で育った、皆から愛される生粋のお嬢様。
そんなお嬢様を前にすると、どうしても、自分と比べてしまう…
精神的に縮こまってしまう。
育ちのコンプレックス、学歴コンプレックス…私には誇れるものなんてない。
汚い団地に住み、友達も呼べないような家に住んでたし…
道の向こうの一軒家がうらやまし過ぎて、いつも強い憧れを抱いていました。
どうして、私はこんな家に生まれてしまったんだろうって、やはり卑屈さが出てしまう。
私だって、ピアノ習いたかったけど、ピアノなんてお高い物、親が買える訳もなく…
習いにも行かせてもらえなかった。
だから、自分で図鑑見て音符の読み方一生懸命覚えた。
独学のピアノだから、基礎なんて全くできてやしないし、ほんと自己満足!
だけど、母が買ってくれた電子オルガンで一生懸命練習した。
20歳になって、憧れだったピアノを30万円で購入した時は、親への当てつけだったり
自分で働いて買った!という誇らしい気持ちになった。
親に頼らなくても、もう自分で好きな物買える喜び!
でも、本当は親にしてもらいたかったんだよ、親に!
ピアノやマリンバやりたいって言えば、楽器をあつらえてもらい習わせてもらえる
そんな環境が欲しかった。
でも、時々思う。そういう環境だったとしても、私は努力しなかったんじゃないかって。
きっと、私の怠け癖や、いい加減さ、能力の低さで挫折していたに違いないって思う。
あの二人のお嬢様は、環境+努力であのすばらしい技術を獲得しておられる。
私は、結局がちがちに習わない方が、良かったのかもしれないと思う。
絶対についていけなかったと思うし、きっと嫌になってピアノをやめていたかもしれない。
でも、今は楽しんで自分の能力の範囲で音楽を楽しめている。
つたないピアノがお役に立つ時だってある。
本当に、感謝なことだ!
ピアノ一つとってみても、私の最善がすでに備えられていたかも…
私が貧乏家に育ち、依存症の親の元で育ったことも、必ず深い意味があることなんだと
思えてきました。
でも、お嬢様への憧れは一生消えることはないと思われます!
はぁ~卑屈なおばさんて、一番たちが悪いね!
私は過去も現在も未来も、この私でいい!って、言える人にないたい。
まぁとりあえず、音符を図鑑で勉強したことは褒めてあげましょう。
よく頑張ったよ、私!