西尾和美のアダルトチルドレン癒しと回復のためのセルフスタディキット! ステップ8

ステップ8 トラウマの回想・心の傷を表現して外に出す

このステップでは、役に立たなくなったトラウマや問題を手放し、自分がありたい方向へと進んでいくためのワークです。

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まず、自分なりの癒しのシンボルの絵を書きます。

私の場合、創造の中で、大きな木とブランコの絵を書きました。

これが私の癒しのシンボルです。

時々、苦しくなったり、悲しくなったらこの場所に自分を

連れていき安全である感覚を取り戻します。

そして、次にスクリブルワークをやります。

赤ちゃんが意味もなく書く殴り書き

記憶にないトラウマを出すワークです。

私は、赤い色鉛筆でCDの音声にそってやってみました。

書いてみた感想は…

🍀自分は、こんなに痛みを感じ、傷を負っていたことに

 気づいた。

🍀もっと もっと、怒りを外に出したいと思った。

🍀自分は、この赤い色のように、心に血を流すほど

 辛く傷ついていたんだと思った。

🍀もともと持ち合わせている資質から、とても感受性の

 強い子だったのだと思った。

🍀私は、とても怒っている。それを、随分とためているの

 だと思った。

🍀絵で表現することで、少しその分怒りが減ったように

 感じる。

記憶にないトラウマ…といっても、親からの情報があるから

今自分が感じている怒りとごちゃまぜになって、結局今感じている

怒りが出ている感じもした。

まぁ、いいか!

次はトラウマの絵を書きます。

私の場合は母から聞かされていたことを想像して

自分の誕生のシーンを書きました。

母に陣痛が来た時、父は家にはおらず、

連絡が取れなくて近所の夫婦に助けてもらい

両脇を抱えられて病院まで連れて行ってもらったそうです。

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父と連絡が取れなかったのは、

たぶん、ギャンブルやってた!

と私は読んでいます。

ここで、トラウマと向き合うワークをやります。

自分の描いた絵を見て、感じていることを出していきます。

🍀誰からも私の誕生を喜んではもらえていない。

🍀母は私を産んだ時、胎盤がなかなか出てこず、

無理矢理とられてとても痛かったと言っていた。

私は

「生まれてきてごめんなさい…」

そう感じた。

🍀私なんて初めからどうでもいい存在。

🍀いてもいなくてもいい存在。

🍀影の薄い存在。

🍀こんな家に生まれたくなかった。

生まれたくなかった…

生まれたくなかった。

🍀父親は家庭を持ってはいけない人だった。

🍀初めからこの家族は間違いだった…

生まれた瞬間から、すでに家庭の中には問題があった…

周りの人に迷惑をかけて、私は誕生した。

初めから、私の存在より、父の問題行動に注目がいっていた。

私の両親は、初めからいざこざがあって、きっと私の誕生より

父親がどこにいて、何をやっていたのかが一番の気がかりだったに

違いない。

絵を書いてみて、私の誕生より、父に皆の注目が集まっている。

私は、二の次、三の次。

寂しいな…ほんと、とても寂しいな…

悲しいな…

私、一人ぼっち。

私は生まれた時から、こんな思いを抱いていたのか?

そりゃ、心病むわな~

でも、もう、親や周りの人がどうでも、自分で自分を守って

あげられる私がここにいる。

私を造られた方だけは、私の誕生をとても喜び、その手で

私を取り上げて下さった。

だから、

誰も私の誕生に関心がなくても、私はこの世に生を受けたこと

感謝してみようと思う。

これから起こる悲しい経験も、私なら必ず乗り越えて

宝にできるのだから。

私は、祝福されるために生まれてきたのだから。

この真実を忘れないでいたい。

この世界には、望まれない命なんて一つとしてないんだ。

人間の側ではそういう場合もあるけど…

人を造られた方が、望まれた命だと私は信じたい。

そこには、私達人間の意志はまったくもってない。

ただ、私を造られた方の意志があるだけ。

それに、賛同するかどうかは人間の側に任せられている。

難しいことは分からないけど、私達一人ひとりの命は

喜ばれ、尊ばれていること、それこそが本当のこと

それを、いつも心においておこう!

感謝するも 感謝しないも 自分の選択にゆだねられている。

自分が幸せに生きるには、どちらがいいのか…

私は前者を選ぼう。

明日はまた、生まれたくなかったと思ったとしても

今日は感謝を選ぼう

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◎ワークを終えて、今の心の状態は…

ワークをやる前は

ただ両親を責める思いが心を占めていた。

だけど、 親もまたその親も

機能不全を連鎖してしまったのだから

もう、誰かを責めるのはやめにしたいと思う。

そう思っていても

また責めたくなる思いがわいてくるだろうけど…

そんな自分も責めずに 自分の気持ちを聞き

慰め、励まし

よく頑張って生きてきたこと

ねぎらっていきたいと思う。

親や育った環境で自分を査定しないで

私は私で生きる価値があること

辛い経験をを宝に変え

誰かの助けになり

私は私らしく生きていいのだ!と思えてきた!

私にも、他の人にも必ず

生きる使命

いまここに存在している意味が

あるはず。

だから、自分も他の人も大事にしていきたい!

そんな、思いがわいてきています!!

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