やり残した親の宿題!

子どもが不登校から脱し、無事高校に進学しました。

子どもにとっても、私にとっても高校時代はバラ色でした。

気の合う友達もでき、自分の弱さも笑って受け止めてくれる仲間がいて…

そん恵まれた、楽しい学生生活を過ごせたと思います。

高校時代もそれなりに勉強を頑張って、大学は県内の

国立大学に推薦で入る事ができました。

本人曰く、こんな大学では恥ずかしい…

そんな風に言っていました。

希望は旧帝大だったけど、そこまでの実力はなかったもので…

旧帝大へのこだわりは、私の本音が伝わってしまっていたせい…

かもしれません。

私は、子ども以上に旧帝大に入ること希望していました。

だって、不登校だった者が旧帝大に入れたら、それこそ周りの人を

見返せる!って思って。

不登校だった時、甘やかしたせいじゃないのか…とか言われて

すごく傷ついた。

だから、私は見返してやりたかった。

もう、充分本人が見返したと思うけど…

私としては、もっと、もっと見返してやりたかった!

あの週刊誌で見た、オール1の先生の行った大学に

行ってほしかった。

子どもから、旧帝大に行けなかったことを一番残念に

思ってるのはお母さん…と、

本人がぼそっ!と言った事がありました。

あぁ~この子は言語化しなくても、私の本音を

見抜いているんだな…そう感じました。

子どものふんどしで相撲を取るような私なのです。

本当に自分でも嫌になる。

はぁ…ため息~

ごめんね、こんなお母さんで!!!!!!!

大学時代は、それなりに元気にやっていると思っていましたが、

大学3年を迎えた時、勉強が難しい…とこぼすようになっていました。

大学4年の夏休みに帰省した時、何だか妙にハイテンションで自分を

鼓舞しているように見えて、違和感を感じていました。

大学卒業後は、院に進学したいと本人が言っていたので

進路や受験勉強は本人に任せていました。

秋に推薦の口で受験し、あの私の憧れの大学院に合格

したのです!

本当に嬉しかったですよ!

あのオール1の先生と同じ大学院!しかも、週刊誌をチェックしたら同じ学部!!

神様、ありがとうございます!!!!!!!!!!!

週刊誌を通して、預言して下さっていたんですね?!

キャー、もう本当に本当にありがとうございます。

と、私は一人舞い上がって神様にお礼を申し上げました!

しかし、私の狂喜乱舞とは裏腹に、子どもの声は

合格したのに沈んでいたのでした。

???????????????????

訳が分からないけど、まぁいいや!と思っていたところ、

その年の秋口に、一通のラインが子どもから入りました。

何だか、鬱っぽいから病院にかかってみようと思う…

えぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

私の心臓は飛び出しそうに、ドキドキしました。

しかも、朝の6時とか…

またもや問題発生!!!!!!!!

あまり眠れていないのだなと察しました。

病院にかかりたいだなんて、よほど辛いんだな…

でも、ちゃんと話してくれてありがとう、という気持ちだった。

またまた、未熟な私はパニックになり、すぐにでも飛んで

会いに行こうと思いましたが、本人が来なくていいと

言うので、任せるしかないな…と思いつつ、

心配で心配で仕方がありませんでした。

私の信頼するカウンセラーに相談したところ、開口一番に

あぁ~全く問題ないよ!と言われて、拍子抜けしてしまいました。

今、親から自立しようとしてるから、鬱になってよかったよ!って。

子どもさんは、一人で生きて行かなくてはいけないのよ。

だから、手を出さない、口を出さない。

私は、自分が経験してるから言えるのよ!って、おっしゃってた。

えぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

そ、そ、そうですか???

そんな力強い言葉に、私はとても励まされたのでした。

そのカウンセラーは、

もう、いいお母さんやらなくてもいいじゃない!って言って下さって

私は、心底嬉しかった。

私は、子どもに関わる時、やはりいいお母さんでいたい、

いいお母さんって思ってもらいたくて、自分を押し殺してきた部分がありました。

ありのままなんて生きていなかった。

いつも、どこかで無理してたな…と。

本当は、不登校から回復しても私の心は幸せではなかった。

でも、それが何故だか分からなかった。

そりゃ、ものすごく嬉しかったけど、何かスッキリしないものを抱えていた。

回復したら、私の悩みは消えて、解放されて

安心していられるはず!って思ってたけど、どうやら違って

いたようです。

子どもは心療内科を自分で探し、治療を受けながら、

何とか大学を卒業できました。

3学期に大学教授から、家に電話が入った時は青ざめましたけど…

メールを送っても、何日も返信がこないとの事。

実家に帰っているものと思い、電話を下さったとの事で

メールの返事が欲しいので、お母さんから伝えてほしいとの事でした。

私は、子どもに何かあったのではないかと青ざめて、

泣きそうになりながら慌てて電話をしたところ、なかなか出なくて…

やっと出たと思ったら、平然と「今からバイトだから後で

連絡する」って言われて、もう、もう本当に生きた心地しなかった。

親の心、子知らず…ばかめー!

それから、4月に大学院に進学したものの、途中から体調が悪くなり

大学に通えていないから、今年は休学したいとの申し出がきました。

心療内科にも通っていて、相談しながらやってるからと。

私は、この事を通して、見て見ぬふりをしてきた、残された宿題を

やるべき時がきたのだ感じています。

神様から託された宿題。

私は私の人生を生きる。

子どもは子どもの人生を生きる。

そう、しっかり、精神的な自立をすること…

子どもの事は、正直めちゃくちゃ心配!

でも、今ここで手を出したら、あの子の自立を阻んでしまう。

だから、見守る事に徹していよう!と自分に言い聞かせているます。

苦しいよ~ 心配だよ~ お母さんがそこに行って助けたいよ~

でも、やらない! 苦しいけどやらない!

あの子が何か言ってきたら、やれる事は全力でやる。

でも、それにも限界がある。

実際、断った事柄もある。

私も、もう若くない。体も心もきつい。

だから、自分でやれることは、自分でやってもらうしかないのです。

子どもも、苦しみ、葛藤しながらも必ず成長していけると

信じています。

負けず嫌いですもの!

私の子どもですもの!

ぜったい、ぜったい大丈夫!

他のカウンセラーからも、子どもの事を信頼して放っておく!

それでいいとおっしゃって頂きました。

あの子を、信頼します!

自立について、今もう一度学んでいます。

そのために、具体的にすべきことは

自己受容!だということを、改めて教えられています。

答えはもう分かっているから、前進あるのみ。

今日から、自己受容ができるようにやっていこうと思う。

自分で自分の気持ちを聞いて、優しくねぎらいの言葉をかける。

それを、続けていけば、子どもの問題が気にならなくなるそうです。

本当か?

検証してみようと思います!!!!!!

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